こころを病む息子とアナタハ口癖のように言います
病まないこころが何処かにあるのでしょう
きっとアナタノココロハ傷を負わず、血を流さず、癒えることもなく
病んだこころを持つこの若い体
こころを病む息子とアナタハどれだけの人に知らせたのでしょう
ボクノココロハ傷を負い、血を流し、癒えることもなく
こころを病む若者は死ななければならないとアナタハ教えます
ボクノココロハ不遜で、高揚して、前へ前へと急ぎ
死んだ息子の顔が穏やかだったと言ってアナタハようやく僕と云う荷を下ろします
こころが病んだ息子は、死ななければなりませんでした
アナタハ僕をイケニエだと本に書きます
遺伝子優位論を知り、脳死をヒトの死と認める科学的合理性を先んじるアナタデスカラ
病まないしなやかなこころを持つ子をアナタハ育てられなかった
その事を僕に詫びて下さい
病むこころを持ち得ない安らかな庭をボクニクダサイ
こころを病む息子は生きなければならないとボクハ貴方に今も告げたい
22:21 2014/03/26水曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
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