日本国憲法第13条
すべて国民は、個人として尊重される。
生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
日本国憲法第13条自民党案
全て国民は、人として尊重される。
生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公益及び公の秩序に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大限に尊重されなければならない。
この憲法13条の自民党案について、毎日新聞は「憲法をよむ 戦後70年に向けて 個人の尊重」と題して書いている。
13条に限り、
自民党は、憲法を分かり易く、日本語の持つ優しさを使って、条文を改定しようとしている。
個人とは、毎日新聞が言うように、「別々の個性を持つ人間」という意味ではない。
「一個体の人」という意味である。
ジャーナリズムも、政党も何を質問すべきか分かっていない。
何を詰めなければならないか、知恵が足りない。
懸命に、自国の憲法を、と願う心意気を少しは考えるといい。
現行の「公共の福祉」とは?
公共というものは、観念的に成りがちで、非常に流動的で、それが及ぶ範囲は常に変動する。
公共ではなく、他の言葉を捜すと、もっと分かり易くなり、国内の裁判、国家間の裁判で、指摘、糾弾されずに済む。
福祉も然りである。
福祉とは、「welfare」を訳したものである。
翻訳者が不在の日本にあっては、外国の条文を参考にするハンディーを何時も背負わなければならない。
「幸福」と訳すにしても、幸福など人は別に何時も求めている訳ではないし、幸福が人間の求める最高の状態でもない。
私などは、幸せなんて実に退屈なもので、ほしいとも思っていない。
不幸な女でいる方が、どきどきして何だか素敵である。
第一、不幸な男にしか好意を持てない。
幸福な男と幸福な家庭を営み、子供を幸福にしなければならないと言われたら、今直ぐ死んでもいいと思ってしまう。
繁栄と訳すにしても、繁栄し続ける国など、怖い。
世界の全国家が繁栄を至上命令ばかりに形振(なりふ)り構わず進めば、地球は瞬く間に干上がる。
16:14 2013/12/05木曜日
すべて国民は、個人として尊重される。
生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
日本国憲法第13条自民党案
全て国民は、人として尊重される。
生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公益及び公の秩序に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大限に尊重されなければならない。
この憲法13条の自民党案について、毎日新聞は「憲法をよむ 戦後70年に向けて 個人の尊重」と題して書いている。
13条に限り、
自民党は、憲法を分かり易く、日本語の持つ優しさを使って、条文を改定しようとしている。
個人とは、毎日新聞が言うように、「別々の個性を持つ人間」という意味ではない。
「一個体の人」という意味である。
ジャーナリズムも、政党も何を質問すべきか分かっていない。
何を詰めなければならないか、知恵が足りない。
懸命に、自国の憲法を、と願う心意気を少しは考えるといい。
現行の「公共の福祉」とは?
公共というものは、観念的に成りがちで、非常に流動的で、それが及ぶ範囲は常に変動する。
公共ではなく、他の言葉を捜すと、もっと分かり易くなり、国内の裁判、国家間の裁判で、指摘、糾弾されずに済む。
福祉も然りである。
福祉とは、「welfare」を訳したものである。
翻訳者が不在の日本にあっては、外国の条文を参考にするハンディーを何時も背負わなければならない。
「幸福」と訳すにしても、幸福など人は別に何時も求めている訳ではないし、幸福が人間の求める最高の状態でもない。
私などは、幸せなんて実に退屈なもので、ほしいとも思っていない。
不幸な女でいる方が、どきどきして何だか素敵である。
第一、不幸な男にしか好意を持てない。
幸福な男と幸福な家庭を営み、子供を幸福にしなければならないと言われたら、今直ぐ死んでもいいと思ってしまう。
繁栄と訳すにしても、繁栄し続ける国など、怖い。
世界の全国家が繁栄を至上命令ばかりに形振(なりふ)り構わず進めば、地球は瞬く間に干上がる。
16:14 2013/12/05木曜日