水は清く冷たく
空は情け無く 遙かに青く
押し詰められた流れ
うわべ浅く早く棘(とげ)のある
捻じれて歪む水草
白砂 自刃(じじん)の粒
嗄(しわが)れた声も今は絶え
絞る想い刻み付ける岩 散る波
久しくへだたる人の姿砕け
償いのダンスをひとり
鳥は漂い充ちて塞がる実を拾う
ヒトはヒトに従い身の終わりの安らぎを
束(つか)ねたがる夕べ まりあの肖像
草木は泣いて露に枯れ
水は清く冷たく
空は情け無く 遙かに遠い
貧しく綴る机の上
償いのダンスをひとり
22:38 2011/02/28月曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
3 週間前