戦いに敗れた後は激しい雨に打たれたい
親を殺した後は持て余す時と空
縛られる形式(かたち)
幸せの合間の退屈凌ぎ
サイコロを振って夢を見て
床に転げて占なって
詰まった果肉をぐちゅぐちゅ潰す
・
びーだまは透き通っている
びーだまには片面がない
・
蒸気機関車がぼうっといって通り過ぎた
軽はずみな線路の行く手
何処かの駅で降りて誰かを演じる
四百字詰め原稿用紙の上
値打ちのない記憶
・
終わりを焦がれる恋の始まり
咲いて散る花
寄る辺なき世の定めの形式(かたち)
幸せの合間の退屈凌ぎ
カードを切って望みを繋ぎ
倦みて身を投げ我を忘れる
・
びいだまを窓辺に置く
びいだまには片面がない
・
21:56 2011/02/24木曜日
Good-bye to All That Robert Graves 成田悦子訳
-
Ⅻ1916に、負傷後ハーレックで休暇中、フランスでの僕の最初の数ヶ月の清算を始めた。愚かにも小説のようにそれを書きはしたが、僕は今それを歴史書に書き換えなければならない。ここに構成し直した章がある。
フランス到着時、我々6名の王室ウェルシュ・フュージリア士官はル・アーヴァ近くのハフリュア・ベイス・カムプ(キャ...
1 週間前