戦いに敗れた後は激しい雨に打たれたい
親を殺した後は持て余す時と空
縛られる形式(かたち)
幸せの合間の退屈凌ぎ
サイコロを振って夢を見て
床に転げて占なって
詰まった果肉をぐちゅぐちゅ潰す
・
びーだまは透き通っている
びーだまには片面がない
・
蒸気機関車がぼうっといって通り過ぎた
軽はずみな線路の行く手
何処かの駅で降りて誰かを演じる
四百字詰め原稿用紙の上
値打ちのない記憶
・
終わりを焦がれる恋の始まり
咲いて散る花
寄る辺なき世の定めの形式(かたち)
幸せの合間の退屈凌ぎ
カードを切って望みを繋ぎ
倦みて身を投げ我を忘れる
・
びいだまを窓辺に置く
びいだまには片面がない
・
21:56 2011/02/24木曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
-
ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
2 週間前