暗い夜を誰もが歌う
暗い夜に誰もが秘密にする
暗い夜には家の鍵をかけて
明るい場所を見失う
春の初めに求めた息
生きようとすれば
花の咲く朝を忘れ
鳥が飛ぶ空に目を遣らず
風に触れる足が果敢(はか)ない
どうにもならないことにささやかな事は奪われる
こころを奪われ片輪になる
夜には
数行書いて
半分だけ
本心
暗い夜には
膝や肘は手や足にくっついて
ありもしない行きもしない行けもしない
明るい場所を向く
夜は暗い海
貴方に向かい
貴方に背を向ける
過ぎ去った日日を手で掴んで
は流れに見失う
21:42 2012/02/28火曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
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