ありふれた言葉
失われてしまったのではなく
捨てた
そうならざるを得ない単純さで
生活を成り立たせていた
余所余所しさはいつもありふれている
疑いもせず未来を閉じ
約束を抜きにして
愛は
いつの間にか
いつも
ありふれた眺めに飽きる
ありふれた言葉
悲しい、寂しい、苦しい
心の中には
身を捩(よじ)らず知らんふりをしていたい言葉が
飢えた愚か者のように吊るしてある
私は何処にも行けない
従って私の乳房は自由ではない
本当のことは胸と少し違うところにある
古色を帯びありふれた時間と言葉
すらりとしたのっぺらぼう
22:22 2012/02/22水曜日
Good-bye to All That Robert Graves 成田悦子訳
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Ⅻ1916に、負傷後ハーレックで休暇中、フランスでの僕の最初の数ヶ月の清算を始めた。愚かにも小説のようにそれを書きはしたが、僕は今それを歴史書に書き換えなければならない。ここに構成し直した章がある。
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1 か月前