生まれる前、いのちがほしいと言っていない
決して、ヒトに生まれたいと言っていない
事実、私は、人の権利を剥奪され
人の外で生きることになった
一回性のいのち
それすら距離がある
人権は
私が生きて私が死ぬ権利
普通に生きて普通に死ぬ権利
普通に生きて行けない
普通に生かさない
普通に死んで行くことのない
普通に死なせない
歴史が証明する人権宣言とその認識の下劣
人権宣言は
普通に生きていてはいけない
普通に死んで行ってはいけない
と謳う
政治は、ヒトの存在の妥当性を徒に提起し
人間らしいという言葉によって、ヒトの柔軟性を硬直させる
政治は、自己疎外を後押し
政治は、ヒトの自己憐憫を自己愛的社会主義体制に組み入れる
政治は、ヒトが生き、死ぬ邪魔をしてはならない
政治は、ヒトがどのように実現され、主体性を持ち得るか見守らなければならない
人権は
私が生きて私が死ぬ権利
普通に生きて普通に死ぬ権利
普通に生きたい
普通に眠りたい
普通に死んで
普通に運命のように死んで
人類の誇りが証明する人権宣言とその毀損して来た名誉
人権宣言は
普通に生きるな
普通に急いで死んでくれ
と謳う
生まれる前、いのちがほしいと言っていない
決して、ヒトに生まれたいと言っていない
事実、私は、人の権利を剥奪され
人の外で生きることになった
一回性のいのち
それすら距離がある
22:00 2012/02/03金曜日
Good-bye to All That Robert Graves 成田悦子訳
-
僕が新兵将校として出会った連隊史の最も近接した断片は記章だった:五つの黒いリボンの扇子のような束、それぞれ2インチの幅、7,5インチの長さ、鳩の尾で終わり。扇が広げられているに違いないその角度は連隊のしきたりによって厳密に規定されていた。記章は上着の色の黒に縫い合わせられていて、王室ウェルシュだけはそれを身に...
13 時間前