目が覚めると
何のために此処にいるのか
一人離れて此処にいるのか
海から風が吹く
重なった手や足が此処の風景としてある
冷たい灰は叫び声を上げない
やわらかい寝具をかぶって
移った匂いーそれは捨てられたものの匂いのようであった
ぼんやり見ている打ち明け話
寂しいのは長い夜ではなく飛び起きた昼
日に照らされたままいつまでも身動(みじろ)ぎしない何か
遠い鐘の音
部屋で埃(ほこり)をかぶる挿し絵
突然口と言葉は不思議な不安の中に入ってしまう
望んでいることなどないに等しい
それでもようやくトランクに詰めたけれど
夜が明けると断ち切れる存在
海から風が吹く
何故此処にいるのか
離れて一人此処にいるのか
冷たい灰は叫び声を上げない
22:09 2012/02/01水曜日
何のために此処にいるのか
一人離れて此処にいるのか
海から風が吹く
重なった手や足が此処の風景としてある
冷たい灰は叫び声を上げない
やわらかい寝具をかぶって
移った匂いーそれは捨てられたものの匂いのようであった
ぼんやり見ている打ち明け話
寂しいのは長い夜ではなく飛び起きた昼
日に照らされたままいつまでも身動(みじろ)ぎしない何か
遠い鐘の音
部屋で埃(ほこり)をかぶる挿し絵
突然口と言葉は不思議な不安の中に入ってしまう
望んでいることなどないに等しい
それでもようやくトランクに詰めたけれど
夜が明けると断ち切れる存在
海から風が吹く
何故此処にいるのか
離れて一人此処にいるのか
冷たい灰は叫び声を上げない
22:09 2012/02/01水曜日