何を考えたと言うのか
何故考えるのか
考えると言ったところで
文字を幾つか並べ 傾いた方向を知っただけ
私が私に話しかけただけ
こころの器の中
文字の多くは欠け限定される
こころは器ではないから
私も器ではないから
こころの中に蓄えられる文字はない
私には蓄えた文字がない
本を開くと意味を失う私と私のこころ
認めるイマージュの断片が何かに引き寄せられ、一枚の絵になろうとする
本は器だから
本は文字の器だから
私が考える
私が沈黙する
思想は言葉の傾きである
怒りと歓びの占める面積
平和と戦争のシーソー遊び
変形した文字
頽廃と堕落
思想は本の中にある
人のこころは器ではない
人のこころに文字はない
何を考えたと言うのか
何故考えるのか
考えると言ったところで
文字を幾つか並べ 傾いた方向を知っただけ
私が私に話しかけただけ
21:29 2012/02/11土曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
5 週間前