絶望に向かって歩き出すと
絶望に会わずにいられない
絶望の予感に振り回され
忍びやかにあわれみの様が根を下ろす
光を遠ざけた地
絶望と書いた神の浸る水の底
意志としての絶望に向かう
かなしいという言葉に私は私のかなしみを辿る
かなしみは私を夢中にする
涙は私を秩序に向かわせ
私は或るものになろうとする
矛盾を含むその跡形に執着する
欠けたものであることの歓び、自由
神に供えた私の肉
私はその肉の残り
欠けた私の向かう場所
隠れた其処で、私は私を暴き私は私を損ない
私は病む
夜が静かに更ける
有りのままの私
絶望は夜の色人の色である
全てを貴方にと望む
私は要らない
私は折れ曲がり崩れてなお強く
解き放たれている
21:07 2012/01/06金曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
2 週間前