一冊の書物
真実と虚構をやりくりしては
血を交えよう
必ず欠けたものをつくろう
必ず妨げるものにしよう
神を
香りのよい棘を
旋律を捨てた歌を
根のつかない球根を
頑(かたく)なな結び目に
神を
国家の意図と教育に国民は目覚める
檻(おり)の動物の不可避
放たれた動物の欠如
空白のまま置く事の出来ない紙に
「つまり」を求め
何故に許される言論の自由
国家は叫ぶ
読み物は不思議な眺め
残さないように偽りを
残さないように粗暴な振る舞いを
残さないように卑しい面(おもて)を
真理は叫ぶ
何故に許される言論の自由
23:50 2012/01/23 月曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
2 週間前