呼吸に背き死の口に
窓が開(あ)かない
坂を下るバスをひとつ見送る
まもなく迎える花のとき
光に届かず
照らしても
結び付かない多くの文字
呼吸が支配する生
呼吸する限り
死に向かうことが出来ない
呼吸と噛み合う慎み
繰り返される生の手順
私達は自由なものではない
言論に自由はない不自由がある
行動に自由はない不自由がある
呼吸には自由がある
生きる自由がある
呼吸の自由に背き
口を覆う
日が赤い
21:24 2012/01/28土曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
2 週間前