若い頃は
有るとしても、片隅において眠りは落ちるもので
ゆらゆらいんちきな揺りかごの深みにはまるものではない
成果のない結び目は生温(ぬる)く
退屈が眠り
良い事が眠り
定められた事が眠り
それにも関らずひとは眠れない
眠れないという危険に
私を見失う
何もかも見失う
若い頃は
要するに疑いもなく捨てる逃走で
人の後をつける追走で
完全無欠な一辺の慰めも感じない
何一つなくても分かったものが一つほしい
全然見えない言葉の方向
言葉の使用後の多くの犠牲
言おうとした言葉と、言えずに呑み込む言葉の愛されない
他の人
別な人
私に帰れない
私に帰るまでの迷走
眠りは一日の正当化
眠りは逃げられない昼夜の叙述
あるかのようにあり、なくてはならぬようにあり
真理であるかのように要求し
一日に織り込まれた生命の強制
日の終わりの充実に欠かせない虚構
若い頃は
有るとしても、片隅において眠りは落ちるもので
ゆらゆらいんちきな揺りかごの深みにはまるものではない
22:06 2012/01/22日曜日
Good-bye to All That Robert Graves 成田悦子訳
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