名を縮め
荊棘を被(かぶ)り囲みの内側にいるとき
時世に人に離れ離れて
卯の花月の未(いま)だ冷たい雨が貴方と私をきっぱり隔てました
うたごころを記す定めのない形式
千切れた紙片
散らばる思い
ゆびさきが染まります
青い海原
青い草叢(くさむら)
あの日帰り際貴方を抱いて通り過ぎた荒れた公園
急に花開いた桜、桜
天が咎めたわけでもなく罪のない人を殺す国
断ち切られた貴方の硬い肉
私は牛馬に等しく
奴隷に等しく
こころが動くことを忘れ
からだが動くことを忘れ
涙がどうして出るのか思い出しません
23:16 2011/03/26土曜日
Good-bye to All That Robert Graves バリ田悦子訳
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僕は僕の同期生の誰に関しても、彼らが学校を出た後、名を上げるに決まっていると何時も予測した。戦争はこうした計算を狂わせた。多くの頭の鈍い男子らが手短で見事な軍歴を持った、特に航空‐戦闘員のように、飛行中隊、また飛行司令官と成って行きながら。「曖昧な」マクネア、学内首席はライフル銃兵としてヴィクトーリア十字勲章...
10 時間前