ヒトは神を地に置き
神の名でヒトを冒す
ヒトは自由の翼を広げ
他を容れない
神を信じるヒトは
神の名で自らを冒す
売り値と買い値の間をヒトはさ迷う
ももいろの花の下でたわむれに酒を酌み
右に背き
左に崩れ
東を妬み
西に傾く
遠いところを照らした
遠いところはヒトが手を伸ばしたその位置だった
遠いヒトを思う
遠いヒトは指が触れる其処にいた
地が割れて
水が地を覆い
代々(よ々)大地にあったいのちを浚(さら)う
ヒトの墓場は海であり
定めのない水であり
燃えてとどまる灰であり
20:25 2011/03/15火曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
-
ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
2 週間前