犠牲
漂う砂に包(くる)まれて足が追う
やわらかに絡む茎
水が綴るのは前触れ
青く錆を帯びて
逃げる僕の席
僕は籠で吠(な)く鳥
生まれ落ち、海を志す
唯一つでありたい
只生きていたい
今は生きる意味を教えないで
生きられない分けを掻き集めないで
暮れる夕ベ
沈む陽
なみだを流す僕
目が眩むほど違っている
改めなければならない眼差しの構造
装い始めると果てしがないこの唇
掴えて感じさせ煩しいと隅に追い遣る
流れる時
漠とした砂の原
繰り返す波の往き来
僕は籠で吠(な)く
唯一つでありたい
只生きていたい
生き延びて、海へ
避けられない轍(わだち)を拠り所とし
戯れの砂を頬張り
偽りの空を高く飛ぶ
23:31 2014/05/11日曜日
Good-bye to All That Robert Graves 成田悦子訳
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しかし3、4人を除いては、誰も大隊司令官によって直接推奨された者はいないだけでなく、隊或いは師団の隊員への攻撃をする間に自ら名を上げた、さもなければ誰もが新陸軍大隊か他の連隊に送られ、僕達は依然として叙勲されなかった。僕はたった3つの例外だけ思い起こせはする。表彰の通常の予備割り当て、僕達が引き受けた犠牲者をよぅ...
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