人にありて人を欠く
人にありて麗しく
異なる世に肯(うなず)き
否定の花は雨に結ぶ
寧ろ
人に非(あら)ずして人の中に在り
人に非(あら)ずして美(うるわ)しく
空を知らず
海を欠く
唯、雨
軽やかに雨
此の慰めに雨
真に依(よ)りて真を離れ
無限を求めて人を知る
雨の如く理由が有り
人の如く理由(わけ)も無く晩(く)れる
人に
仕切られた地
仕える唇
唯、雨
人を真似て人の如く
人に反して枯木となり
縺れて、雨
此の身に慰めの雨
23:02 2012/03/21水曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
-
ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
2 週間前