雨、捨てた捨てられた
雨、捨てたい捨てられたい
少女の思い思い出思わせぶり
お古(ふる)のずっく
お古のとらんぷ
雨の日は或るひとに従う
雨の日はひとりよがりな或るかたちをなぞる
雨、捨てないで捨てないで
雨、捨てないで捨てないで
思わせぶりに残らず捨てるの
惜しげもなく瓶に詰めて捨てるの
雨の日は或る約束に従う
雨の日はしめやかに或る否定に根ざす
雨、私は捨て子私は捨てられた子
雨、鞄に詰めて捩(ねじ)って詰めて
生まれてから或る家に泊まり
泊まるお金を払えなくて
雨の日は少し意地を張る
雨の日は身も心も或る星を宿す
23:03 2012/03/18日曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
2 週間前