雨に打たれたいのね
突き詰めて考えないで
詩的自由に拘り塗り込める仮構の暗い空
鳥を放てば貴方は自由になり
空は何時の間にか晴れる
雨の夜
恋を分析してはいけないわ
詩を限定してはいけないわ
私をひとりの詩人として断絶しないで
貴方は疎外されたいの?
それとも虚無に向かいたいの?
あんなにつまらない否定
女にまで逃げられてしまう
詩的自由とは
誰かが母を産むと書くと
誰かは父を産むと書くこと
言葉を紙に並べて集めて仕舞うと
実に不自由
小雨の庭でさえ
言葉はこんなにも不自由
人に触れるとなおさら不自由
数知れない言葉を拒否し
こともなげにくちびるを奪う方がいいわね
22:50 2012/03/03土曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
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