荒れ果てたこころの前
死ななくても生きていても引き受ける
顔を背けず口にして説き伏せる
さびしい嘲笑
投げ捨てる思考
守らない男
破れた女
熱く雨が降る
幾晩も憶(おも)い出は
救いの声の後を追い
恥ずかしいドアを開け
転げ落ちた街に出かける
萎(しお)れた花と離れられない
荒む空ろなこころの前
死ななくても生きていても目を当てる
名誉を捨て詩の運命に震える
さびしい目つき
詩の死に手を貸す詩人
言葉の死を求める汚れた口
びくびくしてはやつれる男
床の艶と共に剥げる女
熱く雨が降る
21:33 2012/03/07水曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
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