思い切れずにあなたに云う、いつか
夕暮れに椅子に座り、机に向かう、変わりなく
私と比べるものを頭に浮かべることさえつまらない
幾度もあなたに通じる道を裁つ
ゆかりの布は赤く垂れ込め
焼き捨てた傷を蘇生する
夏も盛りの時期を過ぎ
性急に触れたい貴方の肌とくちびる
こころが重たいのは冬のこと
思い切れずにあなたに云う、いつか
夕暮れに清らかな風に吹かれ、窓辺に有る、変わりなく
私の他に無駄なものを見つけることさえつまらない
18:37 2011/08/02火曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
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