声をかけられても
背けたくなる背
前から見慣れていても
背けたくなる目
あまりに垂れ込めたこの国の上空の暗い雲
死に際に晴れ着を着てさしでがましい衰えた国の脳
水のように
水の泡になるように
水の流れのように
水に融けてしまう氷のように
姿のない水の辺り
忘れられた新聞の紙面
濫りがわしく潮は満ち潮は引く
19:09 2011/08/01月曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
1 週間前