何故に道を折り
浅く息を吸う
胸を切る浅い夢
暮れて形のない花を見る
花は雨の日に萎れ死に急ぐ
母が産着を着せる日
人は束縛に手を通す
人に失望し人に適う
人を剥奪され人にとして立つ
父と母が名を付け
人の名を呼ぶ時
人はいのちに意味を言葉で顔を綴る
正しいと従い悪いと拒む
夕映えに愛と翳りを知る
主語にではなく形式的主語に自由を見付け
やっと胸を張る
何故に野に彷徨い
緩やかにぐらつく
胸を破る浅い夢
暮れて形のない花を差探す
雨の日に花は萎れ人は死に急ぐ
23:36 2012/04/28土曜日
Good-bye to All That Robert Graves 成田悦子訳
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僕が新兵将校として出会った連隊史の最も近接した断片は記章だった:五つの黒いリボンの扇子のような束、それぞれ2インチの幅、7,5インチの長さ、鳩の尾で終わり。扇が広げられているに違いないその角度は連隊のしきたりによって厳密に規定されていた。記章は上着の色の黒に縫い合わせられていて、王室ウェルシュだけはそれを身に...
22 時間前