花を飾る花瓶が
聞いた事のない言葉に潜った
間々定めの方へ向かうのは仕方なく
見た事のない形に
我、床に被(かぶ)さる
離れられない人
元に戻る日を誰にも
洩らしてはいけない
ねえあなた
幸福は短縮形
切り刻む風
湖の上
赤いボートの囲い
其の中に住んで
しがみついてみたり
ぶら下がってみたり
ふたつの鎧(よろい)が籠(こも)るには
定まらない波
未熟児は清潔なガラスの箱の中
詰め込まれる粉ミルクと液体
私の好きな湖
さざめきがむしゃらに
ねえあなた
触ってほしい
傷つけてほしい
この内側
透明で差し障りのない場
15:35 2012/04/05木曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
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