繰り返し辱められた君
根ざす処と基準の無い罪
不可避な囲い
自らの欲望に追い詰められた白衣
彼は描くイメージと言語を持たない
過去に縛られ権威に属する意識
時代に肯定され小麦粉は
水の泡と砂糖を加えて幸薄く焼く
ねえあなた
カーテンを開ける時は感情を込める
立ち止まると込み上げて来る訳のように
逃げて行く道に降る薄切りのはなびら
ねえあなた
繰り返し辱められ
憂いの囲いの中
金臭い白衣の、愚かな負けのあらすじ
吊り上げた目と錆びて垂れた口元
秩序を失くした形が両足で支えられ、顔に並ぶ
22:59 2012/04/12木曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
2 週間前