憎しみは未だ凶器とならず
愛など直ぐに手に入る腐った褒美
つまらない音に終わりが近付く
つまらない小説に生命(いのち)を奪われるのはいや
ねえあなた
私が悪かった
いつも切(しき)りに言ったのに
幸運は荒れた海の底にありそう
鮮やかにひっくり返る生命の青
波の音が明白を拉(ひし)ぐ
否に背かず
されどに支配されず
一片の美は行き帰る
ねえあなた
私が悪かった
いつも切(しき)りに言ったのに
21:01 2012/04/07土曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
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