ねえあなた
桜が咲く頃に咲かない
誰もいない何もない春の話
名実相伴う純潔
無駄に通じる女と男の間を
深い波線が走る
ねえあなた
桜が咲く頃に合わせて心が迷う
夢のように抱き合った
中位いの傷に
差す光
散る花
ねえあなた
桜が咲く頃一つに重なり
ふたすじの道を死に向かう
そうしたいと思ってもどうにもならない手足
ほんの少し抱いて
そして今は踊りましょう
誇りは夕暮れに留(とど)め
疲れて恨みに仕える
ねえあなた
桜が咲く頃にただひとり
桜が咲く頃に貴方から自由になりました
21:53 2012/04/03水曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
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