この長い一人の身
死するまでの
闇に文字を引っ掻き
水面に絵の具を垂らして掻き混ぜる
私の眸(ひとみ)の中に有って欲しいのは火
手の中で必至に握リ締めているのは筋の通らないものみな
包装用紙を開けて窓を開けると
叶った朝や夢見る時が何処かにめり込んでいると思ってしまう
この長い一人の身
死するまでの
時に至純を刻み
文字に道筋を問う
23:59 2011/06/21火曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
2 週間前