水に溶かしてしまうと何となく何も無かったようで
くちびるに入り込むとすっぽりそうなろうとする
何もしないでいると先の尖った刃物を内に収めて痛みを惜し気なく捨てる
分け入ると寝汚(いぎたな)く眠ってしまう
迷いは決める事よりも完璧足り得る
浮かんでは消える雲
迷いは事の始まりと共に墨のように滲み手をすり抜けては色を塗り変える
起きると貴方がいなくて
眠る時も貴方がいなくて
一日は私のものでした
取り留めの無い私は定められた私を求めました
解き放たれて在る事は解き放って在る事ではありません
私は私を解き放つ事が出来ませんでした
足りないものが有る事を知っていました
22:36 2011/06/09木曜日
Good-bye to All That Robert Graves 成田悦子訳
-
Ⅻ1916に、負傷後ハーレックで休暇中、フランスでの僕の最初の数ヶ月の清算を始めた。愚かにも小説のようにそれを書きはしたが、僕は今それを歴史書に書き換えなければならない。ここに構成し直した章がある。
フランス到着時、我々6名の王室ウェルシュ・フュージリア士官はル・アーヴァ近くのハフリュア・ベイス・カムプ(キャ...
4 週間前