外務省のホ一ムペイジ同様、英作文に間違いが多く、英文を訳せません。
石破荗、三井グル一プ、と田中派木曜会、水月会、民主党、社民、共産、生活の党による政府ホムペ一ジ改竄は、米子市で行われています。
平成28年9月3日
東方経済フォーラム全体会合 安倍総理スピーチ
English
Chinese
司会のケヴィン・ラッド豪州元首相、御紹介ありがとうございます。そして朴槿恵大統領、再びお会いできて大変光栄に思います。何よりもウラジーミル・プーチン大統領、お招きに応じて、初めてウラジオストクの地を踏むことができました。心より嬉しく思っております。
今回は、もちろん飛行機でやって来ました。しかしこの街では、港がその玄関です。海から見ると一際美しいといいますから、ウラジオストクは本来なら、船で来るべき街なのかもしれません。約百年前、湾内から見た景色に息を呑み、「ここより美しい場所が、何処にあるだろう」と著書に記した人がいます。かの有名な、極地探検家のフリチョフ・ナンセンでした。
街の中にも訪れたい場所があります。アリューツカヤ通りへ行くと、「王様と私」でオスカーを取ったユル・ブリンナーの生家があって、銅像も立っているそうです。ここは外せません。
それからプーチン大統領ならよく御存知の、ロシアに初めて講道館柔道をもたらしたワシリー・オシェプコフは、コラベリナヤ通り21番地というところで最初の道場を開いたそうです。その建物もまだ残っているのでしょうか。そんなあちこちへ行くのは、いつかまた来た時の楽しみに取っておきます。
その「いつか」を、そう遠くない将来にしたいと思っています。どうしてかは、後ほど申し上げたいと思います。
プーチン大統領は、議会に報告する年次教書で毎年、国家発展のため最も重要なのは、ロシア極東地域の開発だと指摘しています。ウラジオストクを「自由港」とし、これをモデルに、他の港湾都市も自由港にするお考えです。ウラジオストクに、往年の、真の国際都市としての面目を取り戻させたいと思っておいでなのでしょう。
プーチン大統領のそんな夢は、私の夢でもあります。プーチン大統領、このウラジオストクを、ユーラシアと太平洋とを結ぶ、ゲートウェイにしようではありませんか。
太平洋は、今、自由で、公正で、開かれた経済圏へと、進化を遂げようとしています。ユーラシアという広大な後背地は、そのダイナミズムに、さらなる弾みを与えることでありましょう。ウラジオストクの輝きは、太平洋の隅々までを照らす、巨大な相乗効果を生み出すと確信しています。
プーチン大統領、先般ソチでお会いした時、私は大統領に、日本がロシアに協力できる分野を8つに絞り込んで提案しました。
その1つに、「快適・清潔で、住みやすく、活動しやすい都市づくり」を挙げています。これを両国で実施するためのモデル都市として、ウラジオストクくらい、ふさわしい街はないと思います。
郷愁を誘う(いざなう)、革命前の建築物、ソヴィエト時代の特徴あるデザイン、それに現代の意匠が入り混じり、海と、丘からなる独特の美を生かしながら、住民にとって便利で、観光客にとっては魅力あふれるウラジオストクを育てていく営みに、日本を加えてください。真剣な提案です。是非とも一緒にやろうではありませんか。
今度の旅を準備する過程で、ロシアの人口統計を目にする機会がありました。そして、私は驚かざるを得ませんでした。
1976年からの10年間に生まれた男女が2300万人近くに達しているのに、今ちょうど10代の人口となると、1400万人を切っています。96年からの10年に生まれた人たちで、統計はあたかも、90年代後半に、ロシアがくぐった困難を物語っているようであります。
世界でも稀なことに、ロシアは、平均寿命の着実な向上と、人口の増加を成し遂げつつあります。就学期の子供が増えて学校が足りないという、日本から見ると誠に羨ましい現実が生まれました。
しかし、生産年齢人口はこれから顕著に減っていき、しわ寄せは、いまの10代に、集中して及ぶことでしょう。彼らが働き盛りになる頃には、老人医療の負担が重くのしかかります。私たちはそこに目を留めて、「最先端の医療施設を整備して、ロシア国民の健康寿命を伸ばす」という提案を、8項目の第1に掲げました。
日本の問題は、よく似ています。少子高齢化が進む日本では、医療・年金制度に負担がかかります。老いていく世代に健康を維持してもらうため、あらゆる施策を打たなければなりません。ですから人口統計に感じるプーチン大統領の悩みは、私の悩みでもあります。
プーチン大統領は、ロシアの10代たちに対し、年長世代が多いからといってひるまず頑張れと、励ましておいでです。日本の若者に必要な激励も、実はまったく同じものです。
ただし、こうした問題に即効薬はありません。政治指導者にできることは、国家の命運を常に20年、30年という長い尺度で考えることです。勇気を持って問題に直面し、創造的な政策を打ち出しては、倦まず、弛まず働いて、確実に実行していくことだけです。
このように言うと、きっと朴槿恵大統領も頷いてくださると思います。未来はすぐ良くならないかもしれないが、頑張りさえすればきっと良くなると若い世代に思ってもらうには、一体何をすべきか。私たちには共通の課題があり、悩みがあるのだと思います。
皆様、経済成長をもたらすには、手段は3つしかありません。資本ストックの更新と、労働投入の増加、それに労働生産性の向上です。私の経済政策、いわゆる「アベノミクス」は、この3要素全てに働きかけることで、なんとか日本の成長を押し上げようとしています。
しかし経済学者が一致して言うように、成長にとって他の何よりも重要なのは、人間の「期待」です。人々が、明日はきっと、今日より良くなると信じることが、全ての基本です。
そのためにも、プーチン大統領、まずあなたと私とで、日本とロシアの最も緊密な協力が生み出す将来の可能性について、強い確信を共有しましょう。
ロシアと日本の経済は、競合関係にありません。見事に補完する間柄だと、私は確信しています。需要面でも、供給面でも、互いに刺激し合い、伸びていく未来を思いましょう。両国民がそこに明るい未来を託せるように、必要なことをすべてやっていきましょう。
例えば中小企業同士の協力は、大いに有望です。エネルギー資源の開発とその生産能力の拡充は、双方をwin-winにする最たるものです。
ロシア産業の多様化を進めて生産性を上げ、それを生かしながら、ロシア極東地域を、アジア太平洋に向けた輸出の拠点にしましょう。先端技術の協力と人的交流に弾みをつけ、つまりは未来への投資を、共に進めようではありませんか。
そこでプーチン大統領に、新しい提案をいたします。年に一度、ウラジオストクで会い、この8項目の進捗状況を、互いに確認しませんか。時にはタイガの原生林に入って、黒澤明監督が「デルス・ウザーラ」で撮った木々の木漏れ日に包まれながら、20年、30年先、日本とロシアはどんな関係にならねばならないかを考えましょう。 そのために、今何をなすべきか、日常を離れてゆっくり相談する機会を毎年持つという、そういう提案です。会場の皆様も、今拍手で、良い提案だと御賛同をいただいたと、このように思います。
何より、そうすればウラジオストクに毎年来ることができます。
会場においでの、ロシア経営者の皆様。皆様が渡ってこられた橋の建設には、日本の杭打ち機が使われました。この会場の電気は、日本のガスタービンが作り出しています。皆様一刻も早く、日本企業と働く経験を積み重ねてください。
日本企業の生産現場には、必ずと言っていいほど、生産ラインの効率を良くしようと打ち込む労働者の姿があります。ボトムからの改善を求める声が、管理者、設計者に届くようになっています。一歩一歩、現場の智慧を生かして不良品を減らし、安全性、効率を上げる「カイゼン」が、そうして定着しました。上意下達や階級差のない日本の労働現場で、初めて生まれた独創です。
また、競争的な市場では、価値はマーケットが決めるもので、企業の自由になりません。このとき、品質を落とさずに、競争の中、それでも利益を保って勝ち抜くにはどうすればいいでしょうか。
コストを下げて、粗利を確保するのだと割り切って、まさしく「カイゼン」の手法に拠りながら、工程で無駄を削り取ったのが日本企業です。
どこに珍しさがあるのかと言わないでください。日本企業がやって見せるまで、「安い、しかし良い」モノづくりなど、できないと信じ込まれてきました。ハーバード・ビジネススクールのマイケル・ポーター教授が、そう指摘しています。
多くの国々が、早く、この手法に習熟する中で、そのうねりは、まだロシアの地には到達していない。日本企業と深く付き合うことで起きる生産思想の革新を、ロシアはまだ経験していません。
プーチン大統領、目指しておられる生産業大国へ至る道には、実証済みの近道がある。日本企業と組むことだと、声を大にして申し上げたいと思います。
ウラジーミル、あなたと私には、この先、大きな課題が待ち受けています。
限りない可能性を秘めているはずの、重要な隣国同士であるロシアと日本が、今日に至るまで平和条約を締結していないのは、異常な事態だと言わざるを得ません。
私たちは、それぞれの歴史に対する立場、おのおのの国民世論、そして愛国心を背負って、この場に立っています。日本の指導者として、私は日本の立場の正しさを確信し、ウラジーミル、あなたはロシアの指導者として、ロシアの立場の正しさを確信しています。
しかしこのままでは、あと何十年も、同じ議論を続けることになってしまいます。それを放置していては、私も、あなたも、未来の世代に対してより良い可能性を残してやることはできません。
ウラジーミル、私たちの世代が、勇気を持って、責任を果たしていこうではありませんか。あらゆる困難を乗り越えて、日本とロシア、2つの国がその可能性を大きく開花させる世界を、次の世代の若い人たちに残していこうではありませんか。この70年続いた異常な事態に終止符を打ち、次の70年の、日露の新たな時代を、共に切り開いていこうではありませんか。
無限の可能性を秘めた二国間関係を未来に向けて切り開くため、私は、ウラジーミル、あなたと一緒に、力の限り、日本とロシアの関係を前進させていく覚悟であります。
御清聴ありがとうございました。
Address by Prime Minister Shinzo Abe at the 2nd Eastern Economic Forum
Saturday, September 3, 2016
[Provisional translation]
Mr. Kevin Rudd, thank you for your kind introduction. President Park Geun-hye, it is an honour to see you again. And most of all, President Vladimir Putin, I am truly delighted at this, my first opportunity to set foot in Vladivostok, in response to your gracious invitation.
ケヴィン・ラッドゥさん、貴方の丁寧な紹介に感謝致します。パク・クネ大統領、貴方に又会えて光栄です。とりわけ、ウラジーミル・プ一チン大統領、私は、貴方の親切な紹待に応じ、この、ウラジオストックに足を踏み入れる私の初めての機会を得て、本当に嬉しく思っております。
22:16 2016/10/11火
This time, of course I came here by airplane.
この度は、勿論、私は、ここに飛行機で参りました。外務省のホ一ムペイジ同様、英作文に間違いが多く、英文を訳せません。
But this city has a port as its doorway, and it is often said that Vladivostok is even more stunning when seen from the sea. So, really, this is perhaps a city we should come visit by ship.
しかし、この街には、その戸ロとしての港があり、ウラジオストックは、
16:34 2016/10/12水
About a century ago, a visitor struck breathless at the scenery greeting him in the harbour penned the line, “One can scarcely conceive a more beautiful situation.” The writer was none other than the world-famous polar explorer Fridtjof Nansen.
There are some places I would really like to visit in this city.
I understand that if you head to Aleutskaya Street, you will find the house that was the birthplace of Yul Brynner, who won an Oscar for his work in “The King and I,” along with a statue memorializing him. I simply can’t miss out on a visit there.
And I have heard that Vasiliy Ochepkov, who, as President Putin knows very well, introduced Kodokan judo to Russia, instituted the first dojo -- that is, the first hall for practicing judo -- at Korabelnaya Street No. 21. I wonder if that building is also still with us today. I am saving all these sights for when I come again someday.
And I hope to make that “someday” a day in the not too distant future. Let me explain why later on in my remarks.
Every year in your annual address to the Federal Assembly, President Putin, you highlight the development of Russia’s Far East region as the most important factor for national development. By making Vladivostok a “free port” and setting it forth as a model, you hope to make other port cities into “free ports” as well.
I imagine you wish to restore the prestige Vladivostok enjoyed at one time as a truly international city.
That dream that President Putin holds is my dream as well. Mr. President, you are looking to make Vladivostok a gateway linking Eurasia and the Pacific, am I correct?
The Pacific Ocean is now poised to evolve into a free, fair, and open economic zone. The vast Eurasian land area lying beyond this city will provide further impetus to its dynamism. I am firmly convinced that the sparkle of Vladivostok will light up even the farthest reaches of the Pacific Ocean and give rise to enormous synergistic effects.
President Putin, when we met not long ago in Sochi, I presented you with an eight-bullet-point proposal in which I had narrowed down a list of fields where Japan can cooperate with Russia.
One of these was “creating cities that are clean and comfortable and easy to live and work in.” Am I right in saying there is no other city so suited as Vladivostok to serve as a model city for our two countries to carry this out?
Please do add Japan in to this task of cultivating Vladivostok to be a city convenient for its residents and brimming with appeal for its tourists, mixing modern motifs into the nostalgia-inducing pre-revolution architecture and the characteristic Soviet-era designs while taking full advantage of the unique beauty of the sea and the hills. I make this proposal in all earnestness. Let us make this a reality together, shall we not?
*****
While preparing for this trip, I had the opportunity to look at Russia’s demographic statistics, and I couldn't help but be surprised.
Although close to 23 million people were born in the decade beginning in 1976, the current population aged 10 to 19 now falls short of 14 million. It was as if the statistics showing the number of people born in the decade beginning in 1996 were telling the tale of the difficulties Russia experienced in the late 1990’s.
As a rare occurrence even globally, Russia has been achieving a steady rise in its average life expectancy as well as increases in its population. With an increasing number of school-age children and an insufficient number of schools as a result, the reality which has emerged is enviable from the Japanese standpoint.
However, the working-age population will decrease remarkably in the years to come, and there will be a shift in the burden, concentrated on the people who are now in that 10-to-19 age bracket.
Just as they are entering the prime of life, the burden of medical care costs for the elderly will weigh heavily upon them. Taking notice of that, we put forth our proposal of “lengthening the healthy life expectancy of the Russian public by preparing state-of-the-art facilities for health and medical care” as the first of the eight items.
The issues Japan faces are similar indeed. In Japan, where we face an increasingly aging society alongside a falling birth-rate, a burden will fall upon the medical care and the pension system. We must hammer out wide-ranging policies and measures so that the members of our greying generation maintain their health. Therefore the concerns President Putin harbours about demographics are the very same concerns that I myself have.
President Putin, I imagine you are encouraging Russia’s teenagers to work hard going forward without flinching, because there are so many people in the older generation. The necessary encouragement for Japan’s youth is in fact one and the same.
However, there is no quick-acting remedy for this issue. What political leaders can do is to think of the destiny of the nation always over a long scale of 20 or 30 years. Once we have bravely faced the issues and hammered out creative policies, it is simply a matter of working tirelessly to bring them into execution without fail.
In saying this, I imagine that President Park will also nod her head in agreement. What should we do in order to have the young generation think that although the future may not become better immediately, we can certainly do better if only we work hard? I believe we have this as a challenge and also a worry we all share in common.
*****
Ladies and gentlemen, there are only three means for bringing about economic growth. These are the renewal of capital stock, an increase in labour input, and gains in labour productivity. My economic policies known as “Abenomics” are now aiming to boost Japan’s growth by actively working on all three of these elements.
However, economists all agree in saying that what is more important than anything else for growth is the expectations of the public.
The basis for everything is people believing that tomorrow will be better than today.
For this reason, President Putin, first of all let you and me share in a strong conviction regarding the potential of the future that the closer cooperation between Japan and Russia will bring about.
The economies of Russia and Japan are not in rivalry. I am fully confident that ours is a relationship in which each complements the other in a magnificent way.
Let us envision a future in which we both grow, each providing stimulation to the other in both demand and supply aspects. And let us do everything necessary so that the people in both our countries entrust their bright futures to such a relationship.
For example, cooperation between small- and medium-sized enterprises is extremely promising. The development of energy resources and the expansion of their production capacity will be a prime example of creating a win-win situation.
Let us make the Far East Russia region a base for exports to Asia and the Pacific region while raising productivity by moving forward with the diversification of Russian industries and then taking full advantage of that. Shall we not move forward together in generating momentum for cooperation in advanced technologies and people-to-people exchanges -- in other words, in investing towards the future?
Given that, President Putin, I will present to you a new proposal. Let us meet once a year in Vladivostok to confirm with each other the state of progress of these eight points.
Let us occasionally enter the virgin taiga forest, get enveloped in the sunlight filtering through the trees that appeared in Akira Kurosawa’s Dersu Uzala, and together consider what kind of relations Japan and Russia must have 20 or 30 years into the future.
This is a proposal that every year we have an opportunity to move away from our daily obligations to have relaxed discussions about what we should do now to bring that about. Ladies and gentlemen in the audience, do you not think this is a good idea?
Most importantly, by doing so I will be able to come to Vladivostok every year.
*****
To the Russian executives here in the audience, let me tell you that Japanese pile drivers were used in constructing the bridge you crossed to be here today. And it is Japanese-made gas turbines producing the electricity used in this hall.
I hope that all of you accumulate many experiences working together with Japanese companies at the earliest possible time.
It is no exaggeration to say that invariably, the manufacturing worksites of Japanese companies are staffed by workers putting their heart and soul into improving the efficiency of the production line. Calls to improve the system from the bottom reach the managers and designers.
This is how “kaizen,” which uses the wisdom of the workplace to reduce the number of defective goods while increasing safety and efficiency step by step, came to take root. It is a kind of ingenuity first developed at Japan’s worksites, which are not authoritarian but egalitarian.
In addition, in competitive markets, prices are determined by the markets themselves, not freely decided by the companies. In such circumstances, without sacrificing product quality, what should be done amidst competition, in order to ensure a profit and emerge a winner?
It is Japanese companies that, truly grounded in the technique of “kaizen,” found a solution of lowering costs and ensuring gross margins and shaved waste off of production.
Please don’t ask what is so special about that. Until Japanese companies showed the way, manufacturing things that were “both cheap and well-made” was thoroughly believed to be impossible. Professor Michael Porter of Harvard Business School has pointed that out.
Despite a large number of countries mastering this technique early on, that surge has still not arrived in Russia. Russia has not yet experienced the innovation in production ideology that arises through interacting intensely with Japanese companies.
President Putin, the road to becoming the manufacturing power you are aiming at has a proven shortcut. And that is partnering with Japanese companies, I can proclaim emphatically.
*****
Vladimir, one big, big issue awaits you and me down the road.
I cannot help but say that it is an unnatural state of affairs that the important neighbors of Russia and Japan, which surely have unlimited potential, have to this day not yet concluded a peace treaty.
We stand here today shouldering our respective viewpoints on history, as well as our own particular public opinion and patriotic spirit. As the leader of Japan, I am firmly convinced of the correctness of the Japanese position, while you, Vladimir, as the leader of Russia, are entirely confident of the correctness of the Russian position.
Yet if we continue on like this, this very same discussion will continue for yet more decades to come. By leaving the situation as it is, neither you nor I will be able to leave better possibilities to future generations.
Vladimir, shall our generation not be the one to have the courage to fulfil our responsibilities? Shall our two countries, Japan and Russia, not overcome all manner of difficulties to leave to the young people of the next generation a world that makes those possibilities come into full bloom? Putting an end to the unnatural state of affairs that has continued these 70 years, shall we not together carve out a new era for Japan and Russia going forward?
Vladimir, in order to carve out towards the future bilateral relations overflowing with unlimited potential, I am resolved to putting forth all my strength to advance the relationship between Japan and Russia, together with you.
石破荗、三井グル一プ、と田中派木曜会、水月会、民主党、社民、共産、生活の党による政府ホムペ一ジ改竄は、米子市で行われています。
平成28年9月3日
東方経済フォーラム全体会合 安倍総理スピーチ
English
Chinese
司会のケヴィン・ラッド豪州元首相、御紹介ありがとうございます。そして朴槿恵大統領、再びお会いできて大変光栄に思います。何よりもウラジーミル・プーチン大統領、お招きに応じて、初めてウラジオストクの地を踏むことができました。心より嬉しく思っております。
今回は、もちろん飛行機でやって来ました。しかしこの街では、港がその玄関です。海から見ると一際美しいといいますから、ウラジオストクは本来なら、船で来るべき街なのかもしれません。約百年前、湾内から見た景色に息を呑み、「ここより美しい場所が、何処にあるだろう」と著書に記した人がいます。かの有名な、極地探検家のフリチョフ・ナンセンでした。
街の中にも訪れたい場所があります。アリューツカヤ通りへ行くと、「王様と私」でオスカーを取ったユル・ブリンナーの生家があって、銅像も立っているそうです。ここは外せません。
それからプーチン大統領ならよく御存知の、ロシアに初めて講道館柔道をもたらしたワシリー・オシェプコフは、コラベリナヤ通り21番地というところで最初の道場を開いたそうです。その建物もまだ残っているのでしょうか。そんなあちこちへ行くのは、いつかまた来た時の楽しみに取っておきます。
その「いつか」を、そう遠くない将来にしたいと思っています。どうしてかは、後ほど申し上げたいと思います。
プーチン大統領は、議会に報告する年次教書で毎年、国家発展のため最も重要なのは、ロシア極東地域の開発だと指摘しています。ウラジオストクを「自由港」とし、これをモデルに、他の港湾都市も自由港にするお考えです。ウラジオストクに、往年の、真の国際都市としての面目を取り戻させたいと思っておいでなのでしょう。
プーチン大統領のそんな夢は、私の夢でもあります。プーチン大統領、このウラジオストクを、ユーラシアと太平洋とを結ぶ、ゲートウェイにしようではありませんか。
太平洋は、今、自由で、公正で、開かれた経済圏へと、進化を遂げようとしています。ユーラシアという広大な後背地は、そのダイナミズムに、さらなる弾みを与えることでありましょう。ウラジオストクの輝きは、太平洋の隅々までを照らす、巨大な相乗効果を生み出すと確信しています。
プーチン大統領、先般ソチでお会いした時、私は大統領に、日本がロシアに協力できる分野を8つに絞り込んで提案しました。
その1つに、「快適・清潔で、住みやすく、活動しやすい都市づくり」を挙げています。これを両国で実施するためのモデル都市として、ウラジオストクくらい、ふさわしい街はないと思います。
郷愁を誘う(いざなう)、革命前の建築物、ソヴィエト時代の特徴あるデザイン、それに現代の意匠が入り混じり、海と、丘からなる独特の美を生かしながら、住民にとって便利で、観光客にとっては魅力あふれるウラジオストクを育てていく営みに、日本を加えてください。真剣な提案です。是非とも一緒にやろうではありませんか。
今度の旅を準備する過程で、ロシアの人口統計を目にする機会がありました。そして、私は驚かざるを得ませんでした。
1976年からの10年間に生まれた男女が2300万人近くに達しているのに、今ちょうど10代の人口となると、1400万人を切っています。96年からの10年に生まれた人たちで、統計はあたかも、90年代後半に、ロシアがくぐった困難を物語っているようであります。
世界でも稀なことに、ロシアは、平均寿命の着実な向上と、人口の増加を成し遂げつつあります。就学期の子供が増えて学校が足りないという、日本から見ると誠に羨ましい現実が生まれました。
しかし、生産年齢人口はこれから顕著に減っていき、しわ寄せは、いまの10代に、集中して及ぶことでしょう。彼らが働き盛りになる頃には、老人医療の負担が重くのしかかります。私たちはそこに目を留めて、「最先端の医療施設を整備して、ロシア国民の健康寿命を伸ばす」という提案を、8項目の第1に掲げました。
日本の問題は、よく似ています。少子高齢化が進む日本では、医療・年金制度に負担がかかります。老いていく世代に健康を維持してもらうため、あらゆる施策を打たなければなりません。ですから人口統計に感じるプーチン大統領の悩みは、私の悩みでもあります。
プーチン大統領は、ロシアの10代たちに対し、年長世代が多いからといってひるまず頑張れと、励ましておいでです。日本の若者に必要な激励も、実はまったく同じものです。
ただし、こうした問題に即効薬はありません。政治指導者にできることは、国家の命運を常に20年、30年という長い尺度で考えることです。勇気を持って問題に直面し、創造的な政策を打ち出しては、倦まず、弛まず働いて、確実に実行していくことだけです。
このように言うと、きっと朴槿恵大統領も頷いてくださると思います。未来はすぐ良くならないかもしれないが、頑張りさえすればきっと良くなると若い世代に思ってもらうには、一体何をすべきか。私たちには共通の課題があり、悩みがあるのだと思います。
皆様、経済成長をもたらすには、手段は3つしかありません。資本ストックの更新と、労働投入の増加、それに労働生産性の向上です。私の経済政策、いわゆる「アベノミクス」は、この3要素全てに働きかけることで、なんとか日本の成長を押し上げようとしています。
しかし経済学者が一致して言うように、成長にとって他の何よりも重要なのは、人間の「期待」です。人々が、明日はきっと、今日より良くなると信じることが、全ての基本です。
そのためにも、プーチン大統領、まずあなたと私とで、日本とロシアの最も緊密な協力が生み出す将来の可能性について、強い確信を共有しましょう。
ロシアと日本の経済は、競合関係にありません。見事に補完する間柄だと、私は確信しています。需要面でも、供給面でも、互いに刺激し合い、伸びていく未来を思いましょう。両国民がそこに明るい未来を託せるように、必要なことをすべてやっていきましょう。
例えば中小企業同士の協力は、大いに有望です。エネルギー資源の開発とその生産能力の拡充は、双方をwin-winにする最たるものです。
ロシア産業の多様化を進めて生産性を上げ、それを生かしながら、ロシア極東地域を、アジア太平洋に向けた輸出の拠点にしましょう。先端技術の協力と人的交流に弾みをつけ、つまりは未来への投資を、共に進めようではありませんか。
そこでプーチン大統領に、新しい提案をいたします。年に一度、ウラジオストクで会い、この8項目の進捗状況を、互いに確認しませんか。時にはタイガの原生林に入って、黒澤明監督が「デルス・ウザーラ」で撮った木々の木漏れ日に包まれながら、20年、30年先、日本とロシアはどんな関係にならねばならないかを考えましょう。 そのために、今何をなすべきか、日常を離れてゆっくり相談する機会を毎年持つという、そういう提案です。会場の皆様も、今拍手で、良い提案だと御賛同をいただいたと、このように思います。
何より、そうすればウラジオストクに毎年来ることができます。
会場においでの、ロシア経営者の皆様。皆様が渡ってこられた橋の建設には、日本の杭打ち機が使われました。この会場の電気は、日本のガスタービンが作り出しています。皆様一刻も早く、日本企業と働く経験を積み重ねてください。
日本企業の生産現場には、必ずと言っていいほど、生産ラインの効率を良くしようと打ち込む労働者の姿があります。ボトムからの改善を求める声が、管理者、設計者に届くようになっています。一歩一歩、現場の智慧を生かして不良品を減らし、安全性、効率を上げる「カイゼン」が、そうして定着しました。上意下達や階級差のない日本の労働現場で、初めて生まれた独創です。
また、競争的な市場では、価値はマーケットが決めるもので、企業の自由になりません。このとき、品質を落とさずに、競争の中、それでも利益を保って勝ち抜くにはどうすればいいでしょうか。
コストを下げて、粗利を確保するのだと割り切って、まさしく「カイゼン」の手法に拠りながら、工程で無駄を削り取ったのが日本企業です。
どこに珍しさがあるのかと言わないでください。日本企業がやって見せるまで、「安い、しかし良い」モノづくりなど、できないと信じ込まれてきました。ハーバード・ビジネススクールのマイケル・ポーター教授が、そう指摘しています。
多くの国々が、早く、この手法に習熟する中で、そのうねりは、まだロシアの地には到達していない。日本企業と深く付き合うことで起きる生産思想の革新を、ロシアはまだ経験していません。
プーチン大統領、目指しておられる生産業大国へ至る道には、実証済みの近道がある。日本企業と組むことだと、声を大にして申し上げたいと思います。
ウラジーミル、あなたと私には、この先、大きな課題が待ち受けています。
限りない可能性を秘めているはずの、重要な隣国同士であるロシアと日本が、今日に至るまで平和条約を締結していないのは、異常な事態だと言わざるを得ません。
私たちは、それぞれの歴史に対する立場、おのおのの国民世論、そして愛国心を背負って、この場に立っています。日本の指導者として、私は日本の立場の正しさを確信し、ウラジーミル、あなたはロシアの指導者として、ロシアの立場の正しさを確信しています。
しかしこのままでは、あと何十年も、同じ議論を続けることになってしまいます。それを放置していては、私も、あなたも、未来の世代に対してより良い可能性を残してやることはできません。
ウラジーミル、私たちの世代が、勇気を持って、責任を果たしていこうではありませんか。あらゆる困難を乗り越えて、日本とロシア、2つの国がその可能性を大きく開花させる世界を、次の世代の若い人たちに残していこうではありませんか。この70年続いた異常な事態に終止符を打ち、次の70年の、日露の新たな時代を、共に切り開いていこうではありませんか。
無限の可能性を秘めた二国間関係を未来に向けて切り開くため、私は、ウラジーミル、あなたと一緒に、力の限り、日本とロシアの関係を前進させていく覚悟であります。
御清聴ありがとうございました。
Address by Prime Minister Shinzo Abe at the 2nd Eastern Economic Forum
Saturday, September 3, 2016
[Provisional translation]
Mr. Kevin Rudd, thank you for your kind introduction. President Park Geun-hye, it is an honour to see you again. And most of all, President Vladimir Putin, I am truly delighted at this, my first opportunity to set foot in Vladivostok, in response to your gracious invitation.
ケヴィン・ラッドゥさん、貴方の丁寧な紹介に感謝致します。パク・クネ大統領、貴方に又会えて光栄です。とりわけ、ウラジーミル・プ一チン大統領、私は、貴方の親切な紹待に応じ、この、ウラジオストックに足を踏み入れる私の初めての機会を得て、本当に嬉しく思っております。
22:16 2016/10/11火
This time, of course I came here by airplane.
この度は、勿論、私は、ここに飛行機で参りました。外務省のホ一ムペイジ同様、英作文に間違いが多く、英文を訳せません。
But this city has a port as its doorway, and it is often said that Vladivostok is even more stunning when seen from the sea. So, really, this is perhaps a city we should come visit by ship.
しかし、この街には、その戸ロとしての港があり、ウラジオストックは、
16:34 2016/10/12水
About a century ago, a visitor struck breathless at the scenery greeting him in the harbour penned the line, “One can scarcely conceive a more beautiful situation.” The writer was none other than the world-famous polar explorer Fridtjof Nansen.
There are some places I would really like to visit in this city.
I understand that if you head to Aleutskaya Street, you will find the house that was the birthplace of Yul Brynner, who won an Oscar for his work in “The King and I,” along with a statue memorializing him. I simply can’t miss out on a visit there.
And I have heard that Vasiliy Ochepkov, who, as President Putin knows very well, introduced Kodokan judo to Russia, instituted the first dojo -- that is, the first hall for practicing judo -- at Korabelnaya Street No. 21. I wonder if that building is also still with us today. I am saving all these sights for when I come again someday.
And I hope to make that “someday” a day in the not too distant future. Let me explain why later on in my remarks.
Every year in your annual address to the Federal Assembly, President Putin, you highlight the development of Russia’s Far East region as the most important factor for national development. By making Vladivostok a “free port” and setting it forth as a model, you hope to make other port cities into “free ports” as well.
I imagine you wish to restore the prestige Vladivostok enjoyed at one time as a truly international city.
That dream that President Putin holds is my dream as well. Mr. President, you are looking to make Vladivostok a gateway linking Eurasia and the Pacific, am I correct?
The Pacific Ocean is now poised to evolve into a free, fair, and open economic zone. The vast Eurasian land area lying beyond this city will provide further impetus to its dynamism. I am firmly convinced that the sparkle of Vladivostok will light up even the farthest reaches of the Pacific Ocean and give rise to enormous synergistic effects.
President Putin, when we met not long ago in Sochi, I presented you with an eight-bullet-point proposal in which I had narrowed down a list of fields where Japan can cooperate with Russia.
One of these was “creating cities that are clean and comfortable and easy to live and work in.” Am I right in saying there is no other city so suited as Vladivostok to serve as a model city for our two countries to carry this out?
Please do add Japan in to this task of cultivating Vladivostok to be a city convenient for its residents and brimming with appeal for its tourists, mixing modern motifs into the nostalgia-inducing pre-revolution architecture and the characteristic Soviet-era designs while taking full advantage of the unique beauty of the sea and the hills. I make this proposal in all earnestness. Let us make this a reality together, shall we not?
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While preparing for this trip, I had the opportunity to look at Russia’s demographic statistics, and I couldn't help but be surprised.
Although close to 23 million people were born in the decade beginning in 1976, the current population aged 10 to 19 now falls short of 14 million. It was as if the statistics showing the number of people born in the decade beginning in 1996 were telling the tale of the difficulties Russia experienced in the late 1990’s.
As a rare occurrence even globally, Russia has been achieving a steady rise in its average life expectancy as well as increases in its population. With an increasing number of school-age children and an insufficient number of schools as a result, the reality which has emerged is enviable from the Japanese standpoint.
However, the working-age population will decrease remarkably in the years to come, and there will be a shift in the burden, concentrated on the people who are now in that 10-to-19 age bracket.
Just as they are entering the prime of life, the burden of medical care costs for the elderly will weigh heavily upon them. Taking notice of that, we put forth our proposal of “lengthening the healthy life expectancy of the Russian public by preparing state-of-the-art facilities for health and medical care” as the first of the eight items.
The issues Japan faces are similar indeed. In Japan, where we face an increasingly aging society alongside a falling birth-rate, a burden will fall upon the medical care and the pension system. We must hammer out wide-ranging policies and measures so that the members of our greying generation maintain their health. Therefore the concerns President Putin harbours about demographics are the very same concerns that I myself have.
President Putin, I imagine you are encouraging Russia’s teenagers to work hard going forward without flinching, because there are so many people in the older generation. The necessary encouragement for Japan’s youth is in fact one and the same.
However, there is no quick-acting remedy for this issue. What political leaders can do is to think of the destiny of the nation always over a long scale of 20 or 30 years. Once we have bravely faced the issues and hammered out creative policies, it is simply a matter of working tirelessly to bring them into execution without fail.
In saying this, I imagine that President Park will also nod her head in agreement. What should we do in order to have the young generation think that although the future may not become better immediately, we can certainly do better if only we work hard? I believe we have this as a challenge and also a worry we all share in common.
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Ladies and gentlemen, there are only three means for bringing about economic growth. These are the renewal of capital stock, an increase in labour input, and gains in labour productivity. My economic policies known as “Abenomics” are now aiming to boost Japan’s growth by actively working on all three of these elements.
However, economists all agree in saying that what is more important than anything else for growth is the expectations of the public.
The basis for everything is people believing that tomorrow will be better than today.
For this reason, President Putin, first of all let you and me share in a strong conviction regarding the potential of the future that the closer cooperation between Japan and Russia will bring about.
The economies of Russia and Japan are not in rivalry. I am fully confident that ours is a relationship in which each complements the other in a magnificent way.
Let us envision a future in which we both grow, each providing stimulation to the other in both demand and supply aspects. And let us do everything necessary so that the people in both our countries entrust their bright futures to such a relationship.
For example, cooperation between small- and medium-sized enterprises is extremely promising. The development of energy resources and the expansion of their production capacity will be a prime example of creating a win-win situation.
Let us make the Far East Russia region a base for exports to Asia and the Pacific region while raising productivity by moving forward with the diversification of Russian industries and then taking full advantage of that. Shall we not move forward together in generating momentum for cooperation in advanced technologies and people-to-people exchanges -- in other words, in investing towards the future?
Given that, President Putin, I will present to you a new proposal. Let us meet once a year in Vladivostok to confirm with each other the state of progress of these eight points.
Let us occasionally enter the virgin taiga forest, get enveloped in the sunlight filtering through the trees that appeared in Akira Kurosawa’s Dersu Uzala, and together consider what kind of relations Japan and Russia must have 20 or 30 years into the future.
This is a proposal that every year we have an opportunity to move away from our daily obligations to have relaxed discussions about what we should do now to bring that about. Ladies and gentlemen in the audience, do you not think this is a good idea?
Most importantly, by doing so I will be able to come to Vladivostok every year.
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To the Russian executives here in the audience, let me tell you that Japanese pile drivers were used in constructing the bridge you crossed to be here today. And it is Japanese-made gas turbines producing the electricity used in this hall.
I hope that all of you accumulate many experiences working together with Japanese companies at the earliest possible time.
It is no exaggeration to say that invariably, the manufacturing worksites of Japanese companies are staffed by workers putting their heart and soul into improving the efficiency of the production line. Calls to improve the system from the bottom reach the managers and designers.
This is how “kaizen,” which uses the wisdom of the workplace to reduce the number of defective goods while increasing safety and efficiency step by step, came to take root. It is a kind of ingenuity first developed at Japan’s worksites, which are not authoritarian but egalitarian.
In addition, in competitive markets, prices are determined by the markets themselves, not freely decided by the companies. In such circumstances, without sacrificing product quality, what should be done amidst competition, in order to ensure a profit and emerge a winner?
It is Japanese companies that, truly grounded in the technique of “kaizen,” found a solution of lowering costs and ensuring gross margins and shaved waste off of production.
Please don’t ask what is so special about that. Until Japanese companies showed the way, manufacturing things that were “both cheap and well-made” was thoroughly believed to be impossible. Professor Michael Porter of Harvard Business School has pointed that out.
Despite a large number of countries mastering this technique early on, that surge has still not arrived in Russia. Russia has not yet experienced the innovation in production ideology that arises through interacting intensely with Japanese companies.
President Putin, the road to becoming the manufacturing power you are aiming at has a proven shortcut. And that is partnering with Japanese companies, I can proclaim emphatically.
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Vladimir, one big, big issue awaits you and me down the road.
I cannot help but say that it is an unnatural state of affairs that the important neighbors of Russia and Japan, which surely have unlimited potential, have to this day not yet concluded a peace treaty.
We stand here today shouldering our respective viewpoints on history, as well as our own particular public opinion and patriotic spirit. As the leader of Japan, I am firmly convinced of the correctness of the Japanese position, while you, Vladimir, as the leader of Russia, are entirely confident of the correctness of the Russian position.
Yet if we continue on like this, this very same discussion will continue for yet more decades to come. By leaving the situation as it is, neither you nor I will be able to leave better possibilities to future generations.
Vladimir, shall our generation not be the one to have the courage to fulfil our responsibilities? Shall our two countries, Japan and Russia, not overcome all manner of difficulties to leave to the young people of the next generation a world that makes those possibilities come into full bloom? Putting an end to the unnatural state of affairs that has continued these 70 years, shall we not together carve out a new era for Japan and Russia going forward?
Vladimir, in order to carve out towards the future bilateral relations overflowing with unlimited potential, I am resolved to putting forth all my strength to advance the relationship between Japan and Russia, together with you.