しきりに鳴く秋の虫が騒々しい
人が庭に入れたものであったら
虫の声を二度と聞きたくない
人が庭に撒いた種から育つ秋草ならば
草を踏み潰してしまいたい
落日をそのまま真似た葉
秋に貧する紙と文字
望みのない空は七月から青に欠ける
閉め切られた四方のカーテンと窓の内
定めに沿い悲しみは未だ燃え尽きず
16:01 2011/09/29金曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
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