ぱらぱらと捲(めく)るからだ
明らめ
得難いめぐみ
踏み行うべき道を行け
放り投げ
悲しみに駆り立てろ
そろえて整える
ひとつが欠け
その線でそろえられる
道理の外に耳があり
紙の断片に目がある
ぱらぱらと捲(めく)っては仕える
からだは何でも知りたがり何でもする
決別から成り立ち無を恋う
止まりたい収まりたい実を結びたい
そして鎖(とざ)す
堅く閉じたくちびるの内側は耳であり
曲りくねった空は目である
18:59 2011/09/20 火曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
3 週間前