錠をかけて記憶を閉じ込める
痛む胸を乳房を失くしたけだるい午後
おもいでは奪われ感情が刳り抜かれる
ドアは内側から開かない
ドアを開ける鍵は私にはない
ドアを叩いても誰もドアの前にいない
中止の無い情報と言語の無許可切断、切除
死ぬことと生きることを越えた無念に馴れ
留まることだけを負わす
瞳孔の開いたぼんやりした目は、記憶の文字を読み取ることが出来ない
21:30 2011/07/08金曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
2 週間前