言葉をうしない口を閉ざす
ありのままを言ってはならない
ぬくもりのある言葉はがらんとして寒い
人は器
塗った釉薬(くすり)が剥がれ落ちる
私に背き大きな言葉を拭い去る
軽はずみに文字を抜く
仄めかす言葉は絶えず身に及ぶ
動かしがたいたそがれ
人は器
深い秋に我を捨て濡れて染まる
戻らない人
戻らないくちびる
無情を向く背
薄い形の日に言葉をうしなう
人は器
白地に伸びやかなすぺりんぐ
15:07 2011/10/15日曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
3 週間前