傍らにある背き
手の平を裂き指を切る
私を司る道筋と道理
身が栄え身を疎む
空に架ける鳥は森に唯一つの巣を作る
首を射抜く者の拠り所
死に際の歌
片端(かたわ)な兵士に借りる常
片端に音符を付け神を宿し信じる道を求める
約束はいつも他人事
折り箱に詰めて聾桟敷(つんぼさじき)で広げる
静まり返る此の世
見もしないのに空に架ける虹の
その影を彫り抜いて手の平の線を切る
12:15 2011/10/10月曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
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ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
3 週間前