傍らにある背き
手の平を裂き指を切る
私を司る道筋と道理
身が栄え身を疎む
空に架ける鳥は森に唯一つの巣を作る
首を射抜く者の拠り所
死に際の歌
片端(かたわ)な兵士に借りる常
片端に音符を付け神を宿し信じる道を求める
約束はいつも他人事
折り箱に詰めて聾桟敷(つんぼさじき)で広げる
静まり返る此の世
見もしないのに空に架ける虹の
その影を彫り抜いて手の平の線を切る
12:15 2011/10/10月曜日
Good-bye to All That Robert Graves 成田悦子訳
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