高いと低いの間に
囚われて在る私がいる
好きと嫌いの間に
囚われて在る私がいる
従うことと背くことの間に
頼りない孤の僕(しもべ)である私がいる
公けに開かれない窓
街外れ
透き通ったガラスで出来た
閉じた窓
気高く身を保つ
悔いることのない日々
文字が型にはまらずためらい迷う
巣離れしたツバメは帰らない
流行っては廃れる歌も今は消え
グリニッジ天文台が時を支配し
大学がノーベル賞に固執する
神の名で羊の犠牲を強いた
羊は権利と保護の外に暮らし
道に迷わなければならなかった
名と誉れの間に人が居る
名と誉れの間に人の命が在る
確かと不確かの間に羊を囲い
確かと不確かの間で羊の血を求め
自らの肉を腐らせる
悔いることのない羊の日々
気高く身を保つ
21:36 2011/05/20金曜日
Good-bye to All That Robert Graves 成田悦子訳
-
Ⅻ1916に、負傷後ハーレックで休暇中、フランスでの僕の最初の数ヶ月の清算を始めた。愚かにも小説のようにそれを書きはしたが、僕は今それを歴史書に書き換えなければならない。ここに構成し直した章がある。
フランス到着時、我々6名の王室ウェルシュ・フュージリア士官はル・アーヴァ近くのハフリュア・ベイス・カムプ(キャ...
4 週間前