限られたとき
限られた私の足の移動範囲
限られた人に会い
限られた私を知る
私の限りを知る
私が鍵をかけた
この部屋
しくしく泣いた
ひとを持たない乳房を掴む
約束はくちびるから
今日は指のすきまから
割れながら洩れ落ちる
備わっているのに
何もかも備えているのに
貴方が鍵をかけて
出て行った部屋
此の目
此の耳
此の握り締める手
限り有るいのち
割り当てられた役回りにしがみついた
ゆれながら迷いながら私の夕が焼け
あこがれや希望が沈む
20:58 2011/05/17火曜日
Good-bye to All That ⅩⅣ Robert Graves 成田悦子訳
-
ⅩⅣ夏の進行と共に爆弾の新しいタイプや塹壕‐迫撃砲、より強烈な砲撃、改良されたガス‐マスク、規律の全般的強化がやって来た。僕達は新隊の第一大隊と合流し、比べてみると案山子のように思えた。僕達の大隊はカムブランやキュアンシ塹壕から出て行った、ベチューヌの兵士宿舎や隣接する村々共々。この時まで僕は第一分割の悲観論を...
3 週間前