.8.12日航ジャンボ機墜落事故を題材にした作品の提供放送局、出版社、新聞社、レコード会社の全てが、この事故のあらすじを書き、加害者側に立つ。
Wikipediaより抜粋。
テレビ番組
日本放送協会NHK
・総合テレビジョンNHK特集『墜落〜日航機事故調査報告〜』1985年12月15日放送。NHKスペシャル『思いをつづった文集-あの日を忘れないで-日航機事故 20年目の遺族』2005年8月12日放送。
・土曜ドラマ『クライマーズ・ハイ』2005年12月10日・17日放送。2006年9月30日・10月7日再放送。2010年12月には日本映画専門チャンネルにて映画版と併せて放送された。
・特報首都圏『問い続けた30年 日航機事故の遺児たち』2015年7月24日放送。
・NHKスペシャル『日航ジャンボ機事故 空白の16時間 “墜落の夜”30年目の真実』2015年8月1日放送。行政機関が保有している墜落事故に関する情報を『情報公開制度』を利用し、何故墜落場所の特定が混乱したのか、事故報告書で不明とされた部分を、NHKの独自取材を基に、検証・構成した。遺族の1人である吉田由美子の母親が登場し、墜落地点特定までの長野県南佐久郡川上村での目撃証言や、墜落場所とされた御座山に関する情報錯綜を検証した(日航機墜落30年で新資料)。
・NHK BSプレミアムアナザーストーリーズ 運命の分岐点『日航機墜落事故 命の重さと向き合った人々』2015年8月12日放送。事故当時に日本赤十字社の看護婦で救護に携わった人物、事故機の現場写真を掲載した上毛新聞社のカメラマン、遺族と元警察官に、初めてテレビカメラの前に立った人達が登場した[52][53]。日本テレビNNNドキュメント『ドキュメント05.「あの夏…御巣鷹山・日航機墜落それぞれの20年」』2005年8月15日(14日深夜)放送。
NNN
・ドキュメント『ドキュメント.「夏空の墓標 あの日、御巣鷹の尾根で」』2014年9月1日(8月31日深夜)放送[54]。2014年の夏、航空業界を目指す東洋大学の大学生たちが、御巣鷹の尾根への登山を試みた。一方で高齢で慰霊登山を断念する遺族もいる。彼らの姿を通して事故を振り返る。
・ザ!世界仰天ニュース『若いカップルを引き裂いたJAL123便〜日航機事故で引き裂かれた純愛〜』2015年12月2日放送。この事故により運命を引き裂かれた一組のカップルの悲劇について描かれた。
TBS
・『ボイスレコーダー-残された声の記録-ジャンボ機墜落20年目の真実』2005年8月12日放送。高濱機長夫人や原因究明に奔走する先輩機長・藤田日出男から見た視点を中心に、事故発生からボイスレコーダー公開に至るまでの経緯について描かれた。
・『8.12日航ジャンボ機墜落事故 30年の真相』2015年8月12日放送。TBSが独自に取材した生存者や親族の証言などをもとに、再現ドラマとドキュメンタリーの2部構成で送った。
テレビ東京
・坂本九没後20年ドラマスペシャル『上を向いて歩こう〜坂本九物語〜』2005年8月21日放送。
・フジテレビザ・ノンフィクション『15年目の検証』2000年11月19日放送。ノースダコタ大学航空学科での実験を通じた急減圧発生への疑問、カナダ・セレリス社のデジタル音声分析による公式報告書への疑問(記載されたボイスレコーダの「オールエンジン」というフレーズが実は「ボディギア」ではないかと分析)を放映し、さらに事故調査委員会の委員の中にボーイング747の操縦経験者が一人もいなかったことを指摘した。
・金曜エンタテイメント特別企画『8・12日航機墜落事故 20年目の誓い〜天国にいるわが子へ〜』2005年8月12日放送。2007年12月15日一部地域で再放送。甲子園での高校野球観戦をするため、1人で搭乗し亡くなったある小学生の母親から見た視点で描かれている。また合間には、東京航空管制部での対応や生存者をスクープしたフジテレビカメラマンの話も実録ドラマで描かれている。
・『8.12日航機墜落30回目の夏 生存者が明かす"32分間の闘い"〜ボイスレコーダーの"新たな声"』2014年8月12日放送。よりオリジナルに近いボイスレコーダーの音声を、最新のデジタルリマスター機器で解析し、事故原因の再検証、また聞き取れず報告書で不明とされていた部分を元同僚パイロットと共に解説。これら以外に、墜落時刻直前から墜落時刻の黙祷に合わせて現場から須田哲夫(事故直後も現場を取材)が生中継、更に「事故を語るのはこれが最後」と言う生存者の証言に基づく再現ドラマも放送された。
・ザ・ノンフィクション『今だから話せる妻の本音〜日航機墜落事故から30年〜』2015年8月9日放送。
WOWOW
・ドラマWスペシャル『尾根のかなたに〜父と息子の日航機墜落事故〜』2012年10月7日・14日放送。門田隆将の同名小説をドラマ化。
連続ドラマW『沈まぬ太陽』2016年5月8日 ‐ 9月25日放送。同名小説のテレビドラマ化。
・ナショナルジオグラフィックチャンネル『メーデー!:航空機事故の真実と真相
・シーズン3第3話・「OUT OF CONTROL」(邦題「御巣鷹の尾根」)』客室乗務員とのやり取りや酸素マスク着用の必要性を伝える機関士の呼びかけに、機長がしばらく応答せずマスクもつけなかったことから、可能性の一つとして急減圧のために操縦士らに低酸素症による一時的な判断力の低下が起こったかもしれないと、クルーが低酸素症でぼうっとしている様子が演じられる。この番組ではシーズン5から日本語吹き替えを実施しているが、シーズン3のこの放送回のみ先行して吹き替えを実施して放送している。『衝撃の瞬間
・シーズン6第5話 「TERRIFIED OVER TOKYO」(邦題「日本航空123便墜落事故」)』本内容は「事故を検証」する観点で作成されたため、上記「メーデー!」とは内容が異なった。また、この放送では、本便に搭乗し亡くなった坂本九の妻・柏木由紀子のインタビューも放送された。ディスカバリーチャンネル『エアクラッシュ2 点検の不備』上記「ナショジオ」の「メーデー!…」とは、コックピット等機内の再現VTRの内容が若干異なっている。
小説
・
『沈まぬ太陽』山崎豊子(元毎日新聞社)原作。1995年 - 1999年に
週刊新潮で連載。2001年に単行本化。当時の日本航空をモデルとして、社内からの視点で描いたフィクションの作品。2009年に映画化。2016年にテレビドラマ化。
・『クライマーズ・ハイ』横山秀夫原作。2003年1月、『別冊
文藝春秋』に掲載。当事故の報道における地元の上毛新聞社の苦悩を描いた作品。2005年にテレビドラマ化、2008年に映画化。
漫画
『御巣鷹山の暑い夏』小林源文作。自衛隊による事故現場処理の様子を描いたドキュメンタリー形式の劇画で雑誌『PX MAGAZINE』に掲載。
2010年4月「GENBUN MAGAZINE」別冊Vol.1として単行本化(ASIN B003ET1GXO)。
演劇
・『赤い鳥逃げた…』劇団離風霊船が1986年に初演。1988年、1989年、1995年、2005年に再演。物語は、事故の生存者と同じ事故に遭ったが自らの死を受け入れられない生存者の家族を軸にしており、役名も実際の生存者の名前を使っている。またラストでは生存者の1人が語ったとされ、メディアでも取り上げられた証言が一言も変えずに使われている。タイトルは、本事故とほぼ同時期にヒットしていた中森明菜の楽曲である「ミ・アモーレ」の異名同曲異歌詞である「赤い鳥逃げた」と当時日本航空の旅客機に描かれていた「鶴丸」に掛けている。
・『8・12(はってんいちに)』「劇団裏長屋マンションズ」の座長である赤塚真人が、同事故で親友を失った事実を基に書き下ろした作品。2004年に初演、事故後20年の節目となった翌年には続編(第二章)が上演され、2008年「8・12 〜絆〜」として再演される。物語は、父親との確執を抱えたまま事故機に搭乗した青年の思いを軸に、実在したクラブハウスを舞台に描かれる。同劇団では、作品の上演にあたり毎年御巣鷹山への慰霊登山を実施しているという。
・『8・12〜白球〜(はってんいちにはっきゅう)』「劇団裏長屋マンションズ」が、事故から30年を期して2015年初演。同事故で親友を失った座長 赤塚真人が原作、原案。当時、夏の甲子園に出場を果たした息子と、その応援のために123便に搭乗して遭難した元プロ野球選手でもある父親の実話をモチーフに描いた、『8・12』シリーズの新編。亡くなった父親が、自分の年齢になった息子に会うために、現世に舞い戻るというストーリーである。
・『CVR チャーリー・ビクター・ロミオ』実際に発生した航空事故のCVRを再現した舞台演劇作品。そのうちのひとつが本事故。1999年アメリカ合衆国で初演。日本では燐光群によって2002年に初演。
・『操縦不能 UNCONTROLLABLE』2010年初演。由木事務所。『ナイス・エイジ』2000年初演。演劇ユニットナイロン100℃による上演。
映画
・『御巣鷹山』渡辺文樹監督作品。自主制作のフィクション。上野村をはじめ全国で上映会。2006年公開。
・『クライマーズ・ハイ』 - 同名小説の映画化。2008年7月公開。2012年8月には衛星劇場で放送、2015年の第28回東京国際映画祭「原田眞人の世界」で劇場再上映され、2016年8月12日夜には、日本映画専門チャンネルで、それぞれ放送された。
・
『沈まぬ太陽』 - 同名小説の映画化。2009年10月公開。
製作総指揮
角川歴彦
音楽
「RAMP IN」、「SONG FOR YOU」1985年11月発売のアルバム『T's BALLAD』に収録された
角松敏生(日本大学・ビクタ一)の楽曲。歌詞カードには「RAMP IN」が“Dedicated to the stewardesses of JAL 123(JAL123便に乗務していた客室乗務員に捧げる)”、「SONG FOR YOU」が“Dedicated to the souls of the passsengers of JAL 123(JAL123便の乗客の魂に捧げる)”とそれぞれ記載された。また「RAMP IN」は1993年発売のベスト・アルバム『1981-1987』に完全リテイクで再収録。ライナーノーツには改めて“'85年に起きた航空機事故の乗員乗客に捧げた”と記載された。「Last Flight」角松敏生の楽曲。2003年発売のシングル「君のためにできること」のカップリング曲として発表。その後アルバム『Summer 4 Rhythm』に収録
23:58 2017/12/25月