2011年8月2日火曜日

云う、いつか

思い切れずにあなたに云う、いつか
夕暮れに椅子に座り、机に向かう、変わりなく
私と比べるものを頭に浮かべることさえつまらない

幾度もあなたに通じる道を裁つ
ゆかりの布は赤く垂れ込め
焼き捨てた傷を蘇生する

夏も盛りの時期を過ぎ
性急に触れたい貴方の肌とくちびる
こころが重たいのは冬のこと

思い切れずにあなたに云う、いつか
夕暮れに清らかな風に吹かれ、窓辺に有る、変わりなく
私の他に無駄なものを見つけることさえつまらない

18:37 2011/08/02火曜日